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おはようございます、敬です。
今日は少し哲学的なお話を。
フランスの哲学者アランの言葉に「自分の不幸を他者に絶対に伝えるな」というものがあります。彼は、不幸は伝染するとも言っていますね。
「え、悩みを打ち明けちゃいけないの?」
そう思われた方もいるかもしれません。僕も最初はそう思いました。
なぜ、不幸を「伝えてはならない」のか?
頭痛や腹痛、仕事のストレス、独立への不安…僕たちだって、色々な悩みを抱えています。
誰かに話すことでスッキリするし、相手も「頼りにされた」と嬉しい気持ちになる。一見、Win-Winの関係に思えますよね。
でも、アランはそこで警鐘を鳴らしています。
「不幸を打ち明けることは、まるで毒のように周りの人の感情に伝染してしまう」、と。
たとえ親身になって話を聞いてくれる人でも、慰めることが好きな人でも、僕たちの不幸な感情は、少なからず相手の心に影響を与えてしまうんです。
考えてみれば、プロのカウンセラーや精神科医の方々は、重くて複雑な感情を受け止めるための専門的な技術や経験を持っています。
僕たちが気軽に打ち明ける相手は、必ずしもそのような準備ができているわけではありません。
僕自身も、独立に向けて様々な壁にぶつかる中で、つい弱音を吐きたくなることがあります。
でも、その弱音が、応援してくれる家族や友人、同僚の心に暗い影を落としてしまうとしたら…それは本意ではありません。
誰かを「不幸にさせない」ことの重要性
トラウマや悲しい出来事を誰かに話して慰めてもらいたい、そう思うのは人間として自然な感情だと思います。
しかし、それを受け止める側の気持ちも考えてみることが大切です。
どれだけ優しい人でも、常に誰かを慰める精神的な余裕があるとは限りません。
相手にも、それぞれの悩みや大変なことがあるかもしれません。
僕たちは、まず「相手を不幸にさせないように心を砕く」こと。
誰かを幸福にすること以前に、まずはこの視点を持つことが、人間関係を良好に保つ上で非常に重要だと感じています。
独立を目指す僕らが、この言葉から学べること
独立を目指す道のりは、決して平坦ではありません。
不安や困難に直面することもたくさんあります。そんな時だからこそ、このアランの言葉は心に響きます。
・ネガティブな感情のコントロール:不安や愚痴を安易に口にするのではなく、まずは自分で感情を整理し、どうすれば前向きに進めるかを考える習慣をつける。
・感謝の気持ちを伝える:もし誰かに助けてもらったり、支えてもらったりした時は、具体的な感謝の言葉で伝える。
・前向きな発信を心がける:このブログもそうですが、読者の方々に元気や希望を与えられるような発信を心がける。
もちろん、本当に辛い時は信頼できる人に相談することも大切です。
でも、その「相談」が、相手の心を重くするような「不幸の伝播」にならないよう、常に意識していきたいですね。
僕たちは、自分自身の力で未来を切り開く独立美容師です。だからこそ、自分の心の持ち方、そして周りの人々との関わり方を、より意識していく必要があると強く感じています。
皆さんは、このアランの言葉についてどう思われますか?
ここまでお読みいただきありがとうございました。

哲学は2000年も前に考えられていたとは思えないくらい、今の僕に響きます。
そう考えると、人間の考え方は今も昔もそう変わらないのかもしれません。
敬でした!
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